当院では、令和6年度の新型コロナワクチン接種は行いません。

 

昨年までは、新型コロナワクチンは特例臨時接種(全額公費による接種)であり国策による命もあったこと、新型コロナ感染症による致死率がまだ高く、当院でも接種を行って参りました。

 

私個人の考えとしては、新型コロナワクチンは「重症化率を下げること」に意義があると思います。

皆さまもご承知のとおり新型コロナ感染症の致死率・重症化率は年々低下しています。

 

新型コロナワクチンの感染予防効果はこの数年の日本の流行状況をみていると期待できなさそうです。

例えば、今年度の接種ワクチンはファイザー社製の場合、2024年1月~に流行したJN.1株対応ですが、2024年9月現在KP.3株が感染の主流です。年明けにはどの株が主流かもわかりません。変異を繰り返す度に、ワクチンの感染予防効果は下がっていくのが通常です。ワクチンの効果持続時間も長くはない事などから定期接種に移行したこの機会に当院では接種を行わないことに致しました。

今後新型コロナウイルスの毒性が強まるなどの懸念があれば接種を再開する可能性はあります。

 

何とぞご了承ください。

 

今後とも、ほその内科おなかクリニックをどうぞ宜しくお願い致します。

 

                          ほその内科おなかクリニック

                              院長 細野 智子