こんにちは。

当院では、来月から新型コロナワクチン接種を開始致します。

 

昨今の状況では、まずは新型コロナワクチンの接種を!となるのは当然なのですが、

1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性の方は、

風疹抗体検査も忘れずに受けられてください。

 

上記のご年齢の男性の方は、2019年より順次、市から風疹抗体検査・予防接種が無料で受けられるクーポンが届いていると思います。今年度(2022年3月)までの公費事業となっておりますので、今すぐ!でなくても大丈夫ですが、来年の3月までには検査と必要であれば予防接種が受けられるようご予定を組まれてください。

 

なぜ特定期間の男性だけ公費なの?

上記期間より若い男性は中学生当時に1回は公費で風疹ワクチンを受ける機会がありましたが、上記の期間の男性は風疹ワクチンを受けなくてもよいことになっていました。

また、60歳以上の男性(女性も)は、ワクチンは当時無かったのですが、市中感染をしている可能性が高いため自然免疫がついている、という事になっています(実際抗体を測定すると陽性のことが多いです)。

ですので、この1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性の方の中には、「今まで一度も風疹にかかったことがなく」、「風疹ワクチンも受けたことがない」方がいるため、公費で検査をしましょうとなりました。

 

風疹って周りにそんなにかかった人を聞かないけど、検査しないと困ることがあるの?

国立感染研究所の統計によると、2013年に14344人の流行以降は、1000人以下が続いていましたが、2018~2019年に2300-2900人と再び増加傾向になりました。2020年からはマスク着用の習慣もあってか減少傾向になっております。この10年ほどは、風疹は海外で感染して帰国後に発症する輸入例が増えていましたのでその影響もあるのかもしれません。

風疹に感染すると、発熱や特徴的な全身の発疹が生じ、リンパ節が腫れます。成人がかかると麻疹(はしか)と同じく、発熱が長期間に及んだり、関節痛がひどかったりすることが多いです。

さらに風疹が危険なのは、妊娠初期の女性が風疹に感染した場合、お子様が先天性風疹症候群という病気にかかってしまうことがあります。

風疹にさえ感染しなければ防げる病気ですので、風疹の流行を起こさない、日本からの風疹根絶を目指して多くの方に風疹に対する免疫をつけてもらう必要があります。

 

では、何の検査をするの?

風疹に対する免疫があるか、血液検査で抗体価をしらべます。抗体価が十分量ある場合は特に追加の検査や治療は必要ありません。抗体がないと判断された方は、風疹ワクチン(公費のクーポンでは麻疹風疹ワクチン)を接種します。

 

ここでもう一度、他のワクチンとの接種間隔をおさらい

前回のブログで新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔をお伝えしました。

新型コロナワクチン接種後、インフルエンザワクチンはいつから打てる?

 

風疹ワクチンは「生ワクチン」に分類されます。

インフルエンザワクチンとは、理論上同日接種が可能です。が、もしアレルギー反応等があった際に、どちらのワクチンが原因かわからないため、可能であれば数日は間隔をあけられることをお勧め致します。

新型コロナワクチンは「今までの経験の蓄積がない」ので、念のため2週間あけることが決められています。

 

最後に、厚労省のポスターを載せておきます。シティーハンター、よく見てました。エンディングが格好良かったなぁ。

©北条司/NSP・「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会

 

皆様お忙しいとは思いますが、お間違いのないように抗体検査・ワクチン接種のご予定をたてて下さいね。