こんにちは。ほその内科おなかクリニックの細野です。

 

突然ですが、4月から当院で撮影した胸部レントゲンは全てAI(人工知能)による画像解析を行っております。

 

当院は、ありがたいことに「健康診断」をうけに来てくださる方が多くいらっしゃいます。

また、咳が長引く、肺の持病や慢性心不全があって定期的に胸部レントゲンを撮影する患者さんもおられます。

今までも頑張って診断しておりましたが、いかんせん私は「消化器内科医」ですので、呼吸器内科や放射線専門医の先生の診断能力と同等…という訳にはいきません。

 

そこで今回、EIRL chest noduleという最新のAI胸部レントゲン解析システムを導入致しました!

このAIシステムは、大量の胸部X線画像から学習をして肺結節・腫瘤を高精度に検出するというものです。しかも定期的に学習をして精度をアップデートしてくれるそうです。賢いですね。

 

この1か月分の胸部レントゲンを解析しましたが、私とAIの診断が一致しており、まずは安堵しております。

 

もちろんAIが絶対正しいという訳ではないのですが、クリニックには病院と違いご意見を聞ける放射線科や呼吸器の先生がおりませんので、AIと一緒に診断できる&見落としリスクを軽減できる安心感は私にとってとても大きいです(そして胸部X線読影の勉強もできる)。

ちなみに、AI補助診断に患者さんの追加費用はありません。

 

これからも、皆様の健康管理を頑張りたいと思います!