新年あけましておめでとうございます。

本年もほその内科おなかクリニックをどうぞよろしくお願い致します。

 

ご挨拶はお知らせに掲載させて頂きましたので、こちらでは題名の通り当院の内視鏡検査実績のご報告をさせて頂こうと思います。

 

内視鏡検査件数 

昨年は初めて1000件/年を超える事ができました。全患者さん、細野が検査を対応させて頂きました。

決して多い件数ではありませんが、平日午前・午後の診察を考えますと、「質を下げない」内視鏡としてはこの件数が私の体力的には上限に近いと考えております。しかしながら、カメラの予約が3~4週先になってしまう事が多いのも悩みの種でして、今年は日曜日の予約診察時間を一部胃カメラ枠に切り替えて状況が改善するかみてみようと思います。

 

開業から現在までの胃カメラ時の悪性腫瘍発見率は1.18%でした。

 

 

2022年度の報告を怠っていたので、開業時からの全集計と致しましたが、がん発見率はおおよそ1%強を維持できているようです。また、この中に約10㎜の未分化がん(印環細胞がん:見つかりにくく進行するとスキルス胃癌になるタイプ)が4例含まれております。

※胃カメラ写真集に写真掲載にご同意頂いた方の病変を掲載しております。

 

悪性腫瘍の発見率は、日本消化器がん検診学会の内視鏡検診全国集計はだいたい毎年0.2~0.3%ですので、病院を受診される方と検診の方を一概には比較できませんが丁寧な内視鏡検査の結果がでているかと思います。

 

初診時などに進行胃がんを強く疑う方は、総合病院へ直接ご紹介していることもあり当院内視鏡検査での進行胃・食道がんの割合は少なくなっております。

 

 

大腸カメラは盲腸到達率(検査完遂率)100%、ポリープ切除後の後出血0例でした。

 

大腸カメラは開業時より830人の方を検査致しましたが、盲腸到達率(検査完遂率)は100%、ポリープ切除後の後出血は0例でした。昨年は、直腸カルチノイド(準悪性、1例は径3㎜大)が2例見つかりました。病状から進行した大腸がんを強く疑う場合は、早く治療につなげるために当院で内視鏡検査を行わずに直接総合病院へご紹介しておりますので、当院内視鏡での大腸がんは早期がんが多くなっています。

 

大腸カメラ検査の患者さん平均年齢は43歳、腺腫発見率は44%でした!

 

大腸カメラの質の保証として、「がん発見率」と並んで「腺腫発見率」が重要と言われています。何故なら、「腺腫」(≒いわゆる大腸ポリープ)は放置した場合大腸がんになる可能性があるからです。「腺腫」を見つけて切除できるか否かがその後患者さんが大腸がんになるかどうかに強く影響することが分かっています。NEJM 2014;370(14):1298-1306

 

腺腫発見率が40%というのは、10人検査を行うと4人の方に腺腫があると発見できる率という事になります。

日本ではガイドラインはありませんが、米国の学会では検査医師の腺腫発見率は25%をクリアするようコメントされています。

先の論文では腺腫発見率により5つのグループに検査医師が分けられており、最高グループの腺腫発見率が33.51~52.51%です。

 

人種やどういう母集団によるかに影響はされますが、当院の大腸内視鏡検査を受けて頂いている患者さんは平均年齢が若い事を考えると、質の高い内視鏡検査を提供できていると考えています。

 

当院の大腸カメラ検査を受けられた患者さんの年齢分布と、ポリープ切除術件数、腺腫発見率です。

※ポリープが大きく入院手術が必要なため病院へ紹介した27例は除く。80歳以上は原則病院へ紹介のため総数が少なくなっています。

 

発見率は27例分少なく出ていますので参考数値ですが、腺腫発見率の年齢分布は予想以上にはっきりと年齢により差異がでました。やはり(30歳後半~)40歳になりましたら、一度は大腸カメラ検査を受けることをお勧めいたします。

 

この結果に慢心することなく、引き続き丁寧で正確な内視鏡診療を心がけていきたいと思います。

 

胃カメラ・大腸カメラ画像集

当院で行なった内視鏡検査の画像も掲載許可を頂いたものをホームページに公開いたしました。
病気や検査のご参考にされてください。